加藤

ボラギノール愛好家の私ですが

友人の加藤も、同じく愛好家なわけです。

彼女こそ、胃下垂代表みたいなやつで

1日に3回は必ずトイレ行きますし

ほんとガリガリ。

たべたら、出る。

ほんと、出る、つーか、出ちゃうらしい。

一緒にいるときは二人ともトイレ頻度が高いので、一緒にいる時間よりトイレタイムのが長いのでは、、と疑うほどである。

さて、そんな加藤だが

先日、飲み会で終電を逃した私は、たまたま加藤家の近くにいたので、加藤に連絡してみたわけだ。

おい、、泊めてくれ、、

と。

既読になるまで一秒。

どんだけ暇なんだと(笑)

もちろん即電話が鳴り

仕方ねーなぁ、、いいよ。来なよ。

と言う彼女の声のトーンはとても嬉しそう。(笑)

五分後、彼女の家に着いたわけだが

チャイムを押すと

可愛いネグリジェ(なんちゃらピケ)に包まれた山姥みたいなやつがでてくる。

おう、泊めてくれや。

と、とめられる側の態度とは思えない態度で乗り込む私。

加藤も

お前、それ、泊まりにくる態度じゃねーからー!!

とかいいながら嬉しそう。

そんなんで、風呂も借り、パジャマも借り、、寝る準備して待ってたら

加藤もお風呂から出てきた。

相変わらずなガリガリ具合と傷んだ髪が、羅生門にでてくる山姥を連想させる。

そんな加藤がおもむろに薬ボックスからボラギノールを出した。

私のことなど空気の扱いの彼女は

人目もはばからず、おケツにボラギノールを塗りたくる。

たまに

お前も塗る??

とか聞いてくるけど

人のボラギノール使わねーし、、

つか、同じの持ってるし(笑)

とまぁ、変な奴なんですけど(笑)

塗り終わった加藤は

こう、肛門にね!
じわじわ来るんだよね!

とか変態ぽい発言をしたあと

手を洗うかと思いきや

テキトーに手についた薬をティッシュで拭ったあと

化粧水をとり顔にぶちまけている。


待て。

待て待て。


おケツ触った手、そんな簡単に拭いて顔にふれんなし。


念入りに洗えし。


一応、加藤に言ってみる。


加藤の言い分は








顔も肛門も私の一部だから!
きれい!







いや、そうゆう話なの?(笑

確かに風呂上がりだから綺麗かもだけどさ、、

結構深めに塗ってたじゃん。

外は洗ってるけど中洗ってねーべ?

そこ、問題そこ。

顔にうん〇付くよ?

ねぇ、、加藤、、顔にう〇こ、、

付くよ!!

と必死に訴えたが、彼女はそんなん気にしてたらひとり暮らしできねーぞ!!と、意味不明な返答をしてきたので

その手で私に触れたらぶん殴るからね!!

つって事なきを得たわけだが

加藤に10年も彼氏がいない理由、これだと思う。

そんな加藤のこと私は嫌いじゃないけどね。